プロパンガスの値上げは拒否できる?お知らせ1枚で高いか分かる

プロパンガスの
値上げは断れる?
公開日 書いた人:ヒロ
さきちゃんどうも、ヒロです。
また値上げのお知らせが来ると、断りたくなりますよね。
実は、値上げ自体は断れなくても、上がった後の値段が高すぎないかは自分で確かめられるんです。
お知らせの新しい1㎥の値段を住んでいる県の平均と並べれば、高いかどうかがはっきりするんですね。
この記事では、値上げを断れるかと、上がった後の値段の比べ方・下げ方を紹介します。
高かったときにガス代を下げるためにすることまで分かるので、お知らせを手元に置いて読んでみてくださいね。
プロパンガスの値上げは拒否できる?
さきちゃん
ぼん吉【1】値上げは違法ではないが、知らせ方には決まりがある
プロパンの値段は、ガソリンや灯油と同じようにガス会社ごとに決めてよいものです。
そのため、値上げ自体は違法ではないんですね。
ただ、値上げは原則1か月前までに、新しい値段と理由を知らせることになっています。
※出典:中部経済産業局「LPガスの取引の適正化」Q&A、資源エネルギー庁「液化石油ガスの小売営業における取引適正化指針」(2024年7月2日改訂)
知らせが無かったときの確かめ方と相談先は、値上げに気づいたときの確かめ方と相談先で紹介しています。
ここがポイント【2】家賃と違って、値上げだけを断るのは難しい
※出典:千葉県消費者センター「物価高騰により、こんな相談が増えています。」
家賃は、大家さんが一方的に上げることは認められておらず、借りる人と話し合って決めるものとされています。
でも、プロパンの値段は家賃と違い、ガス会社が決めているんです。
だから、お知らせが来ても、値上げだけを断って前の値段のまま使い続けるのは難しいんですね。
ここがポイント値上げに納得できないときは、どうする?
さきちゃん
ぼん吉1㎥が50円上がると、月20㎥使う家なら1年で1万2,000円も増えるんです。
1か月では小さな値上げでも、1年では大きな額になりますよね。
だからこそ、上がった後の値段が高すぎないかを確かめておきましょう。
【1】お知らせの新しい1㎥の値段を、住んでいる県の平均と比べる
値上げのお知らせには、基本料金を除いた1㎥あたりの新しい値段(単価)が書いてあります。
上がる額だけが書いてあるときは、値上げ前の1㎥の値段に上がる額を足すと、新しい値段になります。
値上げ前の1㎥の値段は、検針票(毎月届くガス代のお知らせ)の従量料金をご使用量で割ると出せますよ。
1㎥の値段の平均は、県によって約660〜935円と大きく違います。
だから、比べるのは全国の平均ではなく、住んでいる県の平均なんです。
下の表で、あなたの県の1㎥の値段を探してみてくださいね。
| 都道府県 | 1㎥の値段(基本料金を除く) |
|---|---|
| 北海道 | 935円 |
| 青森県 | 925円 |
| 岩手県 | 865円 |
| 宮城県 | 772円 |
| 秋田県 | 869円 |
| 山形県 | 875円 |
| 福島県 | 802円 |
| 茨城県 | 702円 |
| 栃木県 | 701円 |
| 群馬県 | 692円 |
| 埼玉県 | 708円 |
| 千葉県 | 687円 |
| 東京都 | 700円 |
| 神奈川県 | 727円 |
| 新潟県 | 792円 |
| 長野県 | 761円 |
| 山梨県 | 727円 |
| 静岡県 | 741円 |
| 愛知県 | 728円 |
| 岐阜県 | 753円 |
| 三重県 | 718円 |
| 富山県 | 805円 |
| 石川県 | 822円 |
| 福井県 | 775円 |
| 滋賀県 | 732円 |
| 京都府 | 718円 |
| 奈良県 | 660円 |
| 大阪府 | 691円 |
| 兵庫県 | 731円 |
| 和歌山県 | 690円 |
| 鳥取県 | 831円 |
| 島根県 | 849円 |
| 岡山県 | 770円 |
| 広島県 | 731円 |
| 山口県 | 791円 |
| 徳島県 | 709円 |
| 香川県 | 754円 |
| 愛媛県 | 725円 |
| 高知県 | 669円 |
| 福岡県 | 709円 |
| 佐賀県 | 769円 |
| 長崎県 | 762円 |
| 熊本県 | 711円 |
| 大分県 | 740円 |
| 宮崎県 | 749円 |
| 鹿児島県 | 744円 |
| 沖縄県 | 776円 |
2026年8月の月20㎥の料金から基本料金を引き、20で割った目安です。
例えば、県の平均が760円で新しい値段が830円なら70円高いので、月20㎥使う家は1年で1万6,800円多く払うことになります。
反対に、北海道のように平均が高い県では全国の平均より高くても、県の中では普通の値段のこともあります。
上がった後の請求が届いたら、県の平均と比べる判定ページに検針票の数字を入れても比べられます。
ここがポイント【2】持ち家なら、安い会社に変えて高い値段を払い続けずに済む
持ち家なら、どのガス会社から買うかは自分で選べます。
県の平均だけでも1㎥の値段に約275円の差があるので、会社を変えると100円ほど安くなることもあります。
例えば、1㎥が100円安い会社に変えると、月20㎥使う家なら1年で2万4,000円も下がるんです。
変えるときは、ほかの会社に見積もりを頼みます。1㎥の値段と、その値段がいつまで続くかを書面で確かめてから選びましょう。
詳しい流れは、ガス会社を変える5つの手順で紹介しています。
変える前に、今の会社に見積もりを見せて値下げを相談する手もあります。
今の契約に、やめるときの違約金や設備代の条件が無いかも、先に契約書で確かめておくと安心です。
ここがポイント【3】賃貸なら、見積もりを管理会社や大家さんに見せて、見直しを頼む
賃貸でも、ほかの会社の見積もりを見せて相談すると、ガス会社を見直してもらえることがあります。
ガス会社を選んでいるのは大家さんなので、大家さんが会社を変えれば、あなたの部屋のガス代も下がるんですね。
見積もりは、賃貸でも今のご使用量を伝えれば、ほかのガス会社に出してもらえます。
頼み方は、ガス会社を変える5つの手順の見積もりの所と同じです。
今の1㎥の値段は、お知らせに無ければ、ガス会社に聞けば教えてもらえます。
その値段と見積もりを持って、管理会社(いなければ大家さん)にガス会社の見直しを相談しましょう。
相談の流れは、大家さんや管理会社への相談の仕方で紹介しています。
ここがポイントまとめ
- プロパンの値上げは違法ではないが、原則1か月前までに新しい値段と理由を知らせる決まりがある
- 家賃と違って、値上げだけを断るのは難しい
- お知らせの新しい1㎥の値段を、住んでいる県の平均と比べる(県によって約660〜935円)
- 高ければ、持ち家は1㎥の安い会社に変え、賃貸は見積もりを持って管理会社(いなければ大家さん)に相談する
まずは、お知らせの新しい1㎥の値段を、住んでいる県の平均と比べてみましょう。
高かったら、持ち家なら会社を変えて、賃貸なら管理会社に相談しましょう。
どちらでも、上がったガス代を下げられることがありますよ。