プロパンガスの基本料金は高い?平均は約2,000円、大事なのは1㎥の値段

請求の紙に首をかしげる女性とぼん吉

プロパンガスの
基本料金は高い?

公開日 書いた人:ヒロ

さきちゃん
ガスの基本料金が毎月2,000円もかかってる…。ほとんど使わない月でも同じなんて、高くないのかな?

どうも、ヒロです。

プロパンガスの基本料金は、使っても使わなくても毎月同じだけかかるので、2,000円と聞くと高く感じますよね。

でも実は、基本料金は2,000円ほどなら普通で、ガス代が高いかどうかは1㎥の値段で決まるんです。

全国の料金の調べでは、基本料金の県の平均は1,800〜2,300円ほどなので、2,000円前後ならよくある金額なんですね。

この記事では、基本料金の県の平均と使わなくてもかかる理由、1㎥の値段との比べ方を紹介します。

読み終えるころには、あなたの家の料金が高いかが分かり、高ければ下げるために何をすればいいかまで分かりますよ。

プロパンガスの基本料金の平均は?

さきちゃん
基本料金って、住んでいる県によっても違うのかな?
ぼん吉
県によって少し違いますよ。でも、どの県も2,000円前後で、2,000円はちょうど平均くらいなんです。

県ごとの平均は、こうなっています。

基本料金の県の平均の幅

【1】県の平均は1,800〜2,300円ほどで、2,000円前後なら普通

石油情報センターが2か月ごとに調べている料金では、2026年8月の基本料金は一番安い鹿児島県で1,803円、一番高い北海道で2,308円です。

47都道府県全体の平均は2,035円なので、2,000円前後なら平均くらいなんです。

一方で、2,500円なら一番高い北海道の平均よりも約200円高いので、高めと言えますね。

ただし、ガス代が高いかどうかは、基本料金より1㎥の値段で決まります。

ここがポイント
プロパンガスの基本料金は、県の平均が1,800〜2,300円ほどです。2,000円前後なら普通ですよ。

【2】47都道府県の基本料金の平均

47都道府県すべての基本料金の平均を、表にしておきますね。

あなたの県を探して、請求の基本料金と比べてみてください。

都道府県基本料金
北海道2,308円
青森県2,218円
岩手県2,102円
宮城県1,989円
秋田県2,102円
山形県2,140円
福島県2,044円
茨城県1,871円
栃木県1,849円
群馬県1,950円
埼玉県1,926円
千葉県1,911円
東京都1,926円
神奈川県2,001円
新潟県2,177円
富山県2,294円
石川県2,125円
福井県2,000円
山梨県1,856円
長野県1,920円
岐阜県1,975円
静岡県1,950円
愛知県1,938円
三重県1,957円
滋賀県2,104円
京都府2,061円
大阪府1,891円
兵庫県2,195円
奈良県1,987円
和歌山県2,069円
鳥取県2,117円
島根県2,205円
岡山県2,090円
広島県2,044円
山口県2,182円
徳島県2,145円
香川県2,103円
愛媛県2,059円
高知県2,078円
福岡県2,084円
佐賀県2,149円
長崎県1,934円
熊本県1,903円
大分県1,966円
宮崎県1,987円
鹿児島県1,803円
沖縄県1,958円

※出典:石油情報センター「一般小売価格 LP(プロパン)ガス 確報(偶数月調査)」2026年8月調査

金額は消費税を含んだ、1か月の基本料金です。

請求や料金表の基本料金が税抜きなら、1.1をかけてから比べてくださいね。

自分の県の平均との差に12をかけると、1年で多く払っている金額が分かりますよ。

ここがポイント
請求の基本料金を、表にある自分の県の平均と比べましょう。

基本料金は何の費用?金額は誰が決める?

さきちゃん
ガスをほとんど使わない月も2,000円取られるのは、なんだか納得いかないな
ぼん吉
そう感じますよね。でも、基本料金はガスの代金ではなく、ボンベやメーターの費用なんです。

多くの家のプロパンガスの請求は、毎月同じ「基本料金」と、使った分だけかかる「1㎥の値段×ご使用量」の2つでできています。

ガス機器の代金を払っている家は、「設備料金」の行もあります。

ガス代の2つの部分

※出典:中部経済産業局「LPガスの取引の適正化」Q&A

【1】基本料金は、ボンベやメーターと点検の費用

基本料金の中身のボンベ・ガスメーター・設備の点検

国の説明では、基本料金はボンベやガスメーターなどの設備と、設備を点検する費用です。

ガスそのものの代金や運ぶ費用は、使った量に合わせて払う1㎥の値段の方に入っています。

ボンベやメーターは使わない月も家に置いてあるので、基本料金は毎月かかるんですね。

ここがポイント
基本料金はボンベやメーターと点検の費用なので、ガスを使わない月もかかります。

【2】基本料金の金額は、ガス会社が決めている

プロパンガスの料金は、それぞれのガス会社が自由に決めています。

だから同じ県でも、会社によって基本料金は違うんです。

ここがポイント
基本料金はガス会社が決めているので、持ち家なら会社を変えれば基本料金も変わります。

基本料金が高いと、ガス代も高い?

さきちゃん
基本料金が高い会社だと、やっぱりガス代も高くなるのかな?
ぼん吉
そうとは限らないんです。ガス代を大きく動かすのは、1㎥の値段の方なんですよ。

まずは、請求の中で基本料金がどのくらいを占めているかを見てみましょう。

請求の中の基本料金の割合

【1】月10㎥使う家なら、基本料金は請求の約2割

全国の平均の料金で見ると、月10㎥使う家の請求は約9,860円で、そのうち基本料金は約2,000円です。

残りの約8割は、1㎥の値段×ご使用量の分なんです。

月5㎥なら約3割、月20㎥なら約1割なので、たくさん使う家ほど1㎥の値段で決まるんですね。

ここがポイント
月10㎥使う家なら、基本料金は請求の約2割です。残りの約8割は1㎥の値段で決まります。

【2】基本料金が高くても、1㎥が安ければガス代は安い

例えば、基本料金と1㎥の値段が違う2つの料金で、月10㎥使ったときを比べてみましょう。

基本料金と1㎥の値段が違う2つの料金の請求額の比較

基本料金が700円高いBの方が、月10㎥なら毎月800円安いので、1年で9,600円も安くなるんです。

1㎥の値段の差の方が、基本料金の差より効くんですね。

ただし、ガスを月に4㎥くらいしか使わない家では、基本料金の安いAの方が安くなります。

ここがポイント
基本料金だけで決めず、1㎥の値段と合わせて、自分の家の使う量で比べましょう。

あなたの家の基本料金と1㎥の値段は、どう確かめる?

さきちゃん
うちの請求で、どこを見ればいいんだろう?
ぼん吉
請求の紙の「ご使用量」と「基本料金」、請求の金額を見れば出せますよ。

請求の紙の見本で、順番に見ていきますね。

請求の紙で1㎥の値段を出す見本

【1】請求の「基本料金」の行を、県の平均と比べる

まず、請求の紙の「基本料金」の行の金額を、自分の県の平均(どの県も1,800〜2,300円ほど)と比べてみましょう。

見本の家の2,500円は、47都道府県のどの平均よりも高いので、高めなんです。

これから住む部屋なら、契約の前に不動産会社やガス会社に料金表をもらうと、同じように比べられますよ。

ここがポイント
まずは請求の「基本料金」の行を、県の平均と比べましょう。

【2】1㎥の値段を出して、住んでいる県の平均と比べる

従量料金の行の有無で変わる1㎥の値段の出し方

請求の紙に、使った分の代金の行「従量料金」があれば、それを「ご使用量」で割ると1㎥の値段です。

従量料金の行が無ければ、請求の金額から基本料金を引いて、ご使用量で割ると出せます。

ガス機器の代金などの「設備料金」の行があれば、それも引いてから割ってくださいね。

料金表に「単価」と書いてあれば、それがそのまま1㎥の値段です。

見本の家なら、従量料金9,320円÷10㎥で、1㎥は932円になります。

1㎥の平均は県によって約660〜935円と違うので、比べるのは住んでいる県の平均です。

例えば県の平均が約780円なら、見本の家の約930円は約150円高いんですね。一番高い北海道(約935円)なら平均くらいですが、ほかの46の県では高い値段です。

この差が1年でどのくらいになるか、基本料金の差と比べてみましょう。

基本料金と1㎥の値段の県の平均との1年の差

1年で見ると、1㎥の150円の差は約1万8,000円になり、基本料金の差の約3倍にもなるんです。

月5㎥しか使わない家でも、1㎥が150円高いと1年で約9,000円になるので、基本料金の差より大きいんですよ。

住んでいる県の平均より高いかは、県の平均より高いか安いかを判定するページに、県とご使用量・請求の金額を入れると分かります。

ここがポイント
1㎥の値段は、従量料金をご使用量で割ると出せます。判定のページで、住んでいる県の平均と比べましょう。

基本料金や1㎥の値段が高かったら、どうする?

さきちゃん
基本料金も1㎥も高かったら、下げてもらえるのかな?
ぼん吉
持ち家なら、安い会社に変えればいいんです。賃貸なら、ほかの会社の見積もりを持って相談しましょう。
基本料金や1㎥の値段が高いときの進め方

【1】持ち家なら、見積もりを比べて安い会社に変えられる

持ち家なら、どのガス会社と契約するかは自分で選べます。

見積もりは、ほかのガス会社に電話やサイトで頼み、今の請求の紙の数字を伝えると出してもらえます。

見積もりでは基本料金と1㎥の値段の両方を聞いて、あなたの家の使う量で月いくらになるかを比べてくださいね。

見本の家なら、1㎥が県の平均まで下がるだけで1年で約1万8,000円も浮くので、1か月半ほどのガス代になるんです。

1㎥の値段は平均くらいで基本料金だけが高い家も、1年の差が数千円になるなら見積もりで比べてみる価値がありますよ。

手順は、ガス会社を変える5つの手順で紹介しています。

ここがポイント
持ち家なら、基本料金と1㎥の値段の両方を見積もりで比べて、安い会社に変えられます。

【2】賃貸なら、見積もりを持って大家さんや管理会社に相談する

賃貸で見積もりを使って相談する流れ

賃貸では、ガス会社は大家さんが決めていることが多いので、自分だけでは変えにくいんです。

ほかの会社の見積もりを見せて、ガス会社を見直してもらえないか、大家さんや管理会社に相談しましょう。

比べる数字があれば、大家さんが今のガス会社に値下げを頼んだり、会社を見直したりするきっかけになります。

相談の流れは、大家さんや管理会社への相談の仕方で紹介しています。

基本料金の値上げの知らせが届いたときの見方は、ガス代が急に高い・おかしいときに見る所で紹介しています。

ここがポイント
賃貸なら、ほかの会社の見積もりを持って、大家さんや管理会社に相談しましょう。

まとめ

この記事のおさらい
  • プロパンガスの基本料金は、県の平均が1,800〜2,300円ほど。2,000円前後なら普通
  • 基本料金は、ボンベやメーターと点検の費用なので、ガスを使わない月もかかる
  • 月10㎥使う家なら、基本料金は請求の約2割。残りの約8割は1㎥の値段で決まる
  • 基本料金だけで決めず、1㎥の値段と合わせて自分の家の使う量で比べる
  • 1㎥の値段は、請求の金額から基本料金を引いて、ご使用量で割ると出せる。住んでいる県の平均と比べる
  • 高ければほかの会社の見積もりを取り、持ち家は会社を変える・賃貸は相談する

まずは手元の請求で、基本料金を県の平均(1,800〜2,300円ほど)と、1㎥の値段を住んでいる県の平均と比べてみてくださいね。

高かったら、ほかの会社の見積もりで1㎥の値段を比べてみてください。

会社を変えるだけで、毎年のガス代を大きく抑えられますよ。

情報元

  1. 石油情報センター「一般小売価格 LP(プロパン)ガス 確報(偶数月調査)」2026年8月調査
  2. 中部経済産業局「LPガスの取引の適正化」Q&A